ニギス
Glossanodon semifasciatus (Kishinouye, 1904)

 
  2023/01/25
ニギス

▪No.837;駿河湾 底引き網 撮影日:2019/02/08 撮影者:maeda

学名Glossanodon semifasciatus (Kishinouye, 1904)
英名
別名メギス、オキウルメ
分布青森県以南の日本各地.台湾.

 

形態・生態


カゴシマニギスなどの他の日本産ニギス科魚類に似るが、本種は下顎が上顎より突出すること、吻は眼径よりも明らかに長いことから区別することができる。鱗は剥がれやすく身は痛みやすい。水深70~430mに生息する普通種。日本産ニギス科魚類の中ではやや大きくなる。よく消費されている深海魚の一つ。底引き網で漁獲され、産地では食用として重宝されている。柔らかく甘味の強い身は、煮付けや揚げ物、汁物によく合う。鮮度の良いものは刺身で食べてもうまい。




似た魚

カゴシマニギス Argentina kagoshimae Jordan and Snyder, 1902

 

【参考文献】

波戸岡清峰. 2013. ニギス科, 中坊 徹次(編), pp. 343. 日本産魚類検索全種の同定 第三版. 東海大学出版会, 秦野.

 

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