ギンザメ
Chimaera phantasma Jordan and Snyder, 1900
2023/01/25
学名 | Chimaera phantasma Jordan and Snyder, 1900 |
英名 | Silver chimaera |
別名 | ウサギザメ、ギンブカ、タラブカ(高知県御畳瀬) |
分布 | 新潟県~九州北岸の日本海沿岸、北海道以南の太平洋沿岸 黄海、台湾、フィリピン諸島 |
形態・生態
体は銀色で鱗がなく、つるつる。臀鰭があり、側線が細かく波打つことからアカギンザメと区別することができる。尾鰭の糸状部は伸びるが、アカギンザメ程ではない。背鰭には強大な棘が一つある。この棘に毒があるという。水深10~699mに生息。雄はクラスパー以外にも頭部に交尾器を持つ。楕円形の卵を産むことが知られている。
利用・食味
底引き網で漁獲されるが、大型のもの以外は船上で破棄される。広く出回ることは少なく、主に産地で練り物や干物で消費される。値段はとても安い。歯の形状から「うさぎざめ」とも呼ばれる。
似た魚
【参考文献】
中坊徹次・柳下直己・山口敦子.2013.ギンザメ科.中坊 徹次(編),pp.146-147. 日本産魚類検索全種の同定 第三版.東海大学出版会,秦野.