ナミアイトラギス
Bembrops curvatura Okada and Suzuki, 1952
2023/01/10
学名 | Bembrops curvatura Okada and Suzuki, 1952 |
英名 | ー |
別名 | ミドリゴチ(愛知県 蒲郡市) |
分布 | 南日本,東シナ海.韓国,台湾,中国,フィリピンオーストラリア. |
形態・生態
縦扁した体はコチ科の魚に似るが、ホカケトラギス科に属する魚である。体は黄緑色で斑点が散らばる。背鰭棘条部の一部の鰭膜は黒い。側線が胸鰭付近で急に下方へ曲がること、側線鱗数が42~50と少ないことから他の日本産アイトラギス属と区別することができる。やや深場に生息する普通種。
利用・食味
底引き網で漁獲される。ホカケトラギス科の中では最もよく見られる種である。魚に独特な香りがあるが美味であり、一部地域では食用になる。
▪No.444;駿河湾 底引き網 撮影日:2018/05/01 撮影者:maeda |
▪愛知県蒲郡市形原漁港(中央:ナミアイトラギス)撮影日:2017/09/14 撮影者:maeda |
似た魚
【参考文献】
中坊徹次・土居内 龍. 2013. ホカケトラギス科, 中坊 徹次(編), pp. 1265-1268. 日本産魚類検索全種の同定 第三版. 東海大学出版会, 秦野.