フタスジナメハダカ
Lestrolepis nigroventralis Ho, Tsai and Li, 2019
2023/01/22
▪No.691；神奈川県茅ヶ崎，打ち上げ個体，撮影日：2022/01/04，撮影者：maeda．
| 学名 | Lestrolepis nigroventralis Ho, Tsai and Li, 2019 |
| 英名 | Black-belly barracudina |
| 別名 | ー |
| 分布 | 日本．台湾． |
形態・生態
体は細長く透明。腹中線に２本の発光器を持つ（生時・生鮮時は解剖せずに観察可能）ことからナメハダカと区別することができる。背鰭起部は腹鰭基底後端と臀鰭起部のほぼ中間にあること、臀鰭軟条数が41～43であることからハダカエソと区別することができる。腹部の隆起は縁辺が黒く、黒色域の幅が広い。水深1320ｍ以浅に生息し浅場にも出現する。時に定置網やサクラエビ漁で大量に漁獲されることもあるが今のところ商業的価値はない。味は非常に良く刺身や唐揚げで食べると大変美味しい。
 ▪No.691；茅ヶ崎，撮影日：2022/01/04，撮影者：maeda． |
 ▪No.1250；神奈川県小田原市，採集日：2020/10/03，撮影日：2022/10/05，撮影者：maeda． |
 ▪No.1250；頭部，撮影日：2022/10/05，撮影者：maeda． |
似た魚
【参考文献】
中坊徹次・甲斐嘉晃. 2013. ハダカエソ科, 中坊 徹次(編), pp. 439-443. 日本産魚類検索全種の同定 第三版. 東海大学出版会, 秦野.
Ho, H.-C., S.-Y. Tsai and H.-H. Li, 2019. The barracudina genera Lestidium and Lestrolepis of Taiwan, with descriptions of two new species (Aulopiformes: Paralepididae). Zootaxa 4702(1):114-139. URL