アオメエソ
Chlorophthalmus albatrossis Jordan and Starks, 1904

 
  2023/01/13

▪No.169;宮崎県 底引き網 撮影日:2019/02/13 撮影者:maeda

学名Chlorophthalmus albatrossis Jordan and Starks, 1904
英名Bigeyed greeneye
別名メヒカリ、トロボッチ
分布相模湾~九州の太平洋沿岸,新潟以南の各地の日本海沿岸,東シナ海.台湾、ニュージーランド.

 

形態・生態


眼は青緑に輝き、和名の由来になっている。本種は同属のマルアオメエソに酷似し、外見からの区別は難しい。『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』ではアオメエソが相模湾以南に分布するのに対して、マルアオメエソは銚子以北に分布することや、体長に対する眼径や頭長で2種は識別できるとされている。しかし、2種を同種とする研究者もおり、今後の研究が待たれるところである。水深150~620mに生息する小型種。

 

 

利用・食味


沖底引き、小型底引き、メヒカリ漁で漁獲される。主な産地は千葉、静岡、愛知、宮崎。別名 メヒカリ、沼津ではトロボッチまたはボッチ。骨が柔らかく、唐揚げにすると身がフワフワになってとても美味しい。また、焼くと鱗がサクサクになり、これまた美味しい。他にも刺身、干物、どぶ漬けで食べる。




▪No.17;静岡県 撮影日:2016/01/12 撮影者:maeda

似た魚

マルアオメエソ

 

トモメヒカリ

 

ナガアオメエソ

 

【参考文献】

中坊徹次・甲斐嘉晃. 2013. アオメエソ科, 中坊 徹次(編), pp. 429-430. 日本産魚類検索全種の同定 第三版. 東海大学出版会, 秦野.

 

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