クロタチカマス
Gempylus serpens Cuvier, 1829
2023/01/19
学名 | Gempylus serpens Cuvier, 1829 |
英名 | ー |
別名 | ガランチョ、ナガスミヤキ |
分布 | 青森県~土佐湾の太平洋沿岸.世界中の熱帯~亜熱帯. |
形態・生態
体は黒くて著しく細長い。側線は2本でそれぞれ体側背面と体側中央をほぼ真っ直ぐ走る。腹鰭は小さく目立たない。体型からナガタチカマスに似るが、本種は背鰭棘条数が多いことから区別することができる。水深200mまでの表層・中層に生息する大型種。クロシビカマスが「スミヤキ」と呼ばれているのに対して本種は「ナガスミヤキ」と呼ばれている。神奈川県では「ガランチョ」とも呼ばれるが、クロシビカマスも「ガランチョ」と呼ばれることがある。
利用・食味
釣りや定置網などで漁獲され産地で利用されている。値段は少し高い。大きさのせいか同じクロタチカマス科の魚に比べ骨が強い。クロシビカマスほど脂はのっておらず加熱するとちょっとパサつく。やや味は薄く酸味が効いている。
似た魚
【参考文献】
中坊徹次・土居内 龍. 2013. クロタチカマス科, 中坊 徹次(編),pp. 1640-1643. 日本産魚類検索全種の同定 第三版. 東海大学出版会, 秦野.