アブラソコムツ
Lepidocybium flavobrunneum (Smith, 1849)
2023/12/04
学名 | Lepidocybium flavobrunneum (Smith, 1849) |
英名 | Escolar |
別名 | サットウ |
分布 | 相模湾~土佐湾の太平洋沿岸.台湾,世界中の温帯~熱帯. |
形態・生態
体はマグロ体型で色は黒っぽい。鱗はかなりガッチリしている。バラムツに似るが本種は側線が大きく波打つこと、小離鰭が多いこと、尾柄部に隆起線(キール)があることから区別することができる。釣りの対象魚としても知られており、遊漁船があるほどである。水深200mまでに生息する大型種。
利用・食味
釣りや底引き網で漁獲され、とても美味な魚だが身にワックスを多く含むことから食用流通しない。身は真っ白で濁っている。刺身、煮付け、揚げ物が美味しい。皮は鱗ごと素揚げにするといい。
■No.3;頭部,撮影日:2017/11/22,撮影者:maeda. |
■No.3;尾柄隆起(キール),撮影日:2017/11/22,撮影者:maeda. |
【参考文献】
中坊徹次・土居内 龍. 2013. クロタチカマス科, 中坊 徹次(編), pp. 1640-1643. 日本産魚類検索全種の同定 第三版. 東海大学出版会, 秦野.