ダイナンウミヘビを食う

2019/10/21
 
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ウミヘビというとエラブウミヘビなどといった爬虫類のウミヘビを想像しがちだが、今回食べる「ダイナンウミヘビ」はそれらのウミヘビとは全然違う。名前にウミヘビと付いているのにウミヘビじゃないクールな生き物なのだ。

 

 

爬虫類ではない

まず何が違うかというと、なんと「ダイナンウミヘビ」は爬虫類ではないのだ。
名前に海蛇とつくのにどうして?と思うが、これは生物によくあることで、名前に「カイ」とつくのにヒトデの仲間だったりするややこしい奴もいる。
だから名前に「ウミヘビ」と付くからって爬虫類とは限らないのだ。
爬虫類のウミヘビと魚類のウミヘビの違いはたくさんあり、例を一つ言えばエラの有無(爬虫類は肺呼吸、魚類はエラ呼吸)で見分けることが可能だ。

 

 

釣ってみる

珍獣のように紹介したが、「ダイナンウミヘビ」という魚は珍しいわけではない、特に釣り人ならば決して珍しい存在ではないだろう。
そんなダイナンウミヘビだから案外簡単に釣ることができる。餌は青イソメ、イカ、小魚などから用意しやすいものを、時間帯関しては昼夜問わず釣れるが、夜行性なので夜のほうが楽に釣ることができるだろう。

今回は餌はイワシ、時間帯は夜でいくことにした。
1369釣り方も特にテクニックなどいらず、遠投して待っていればいい。

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少し時間はかかったが約1mの立派なダイナンウミヘビを釣ることができた。
画像を見てわかると思うが、この魚は釣り上げるとかなり暴れる。もたもたしているとハリスやらラインやらに絡まり面倒なことになる。なので釣り上げたらすぐにハリスを切ってしまうのがいいだろう。

場合によっては釣り上げた時には既に仕掛けと絡まりあってる時があるので、そういった場合には噛みつかれないように注意して仕掛けをほどいていきたい。
なんたって噛まれてもこの魚は毒はないので大事には至らないが、歯が鋭いのでかなり痛いからだ。

 

 

食べてみる

さっそく持ち帰ったダイナンウミヘビを観察しながら下処理をしていく。

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昼間の猫のような目に鋭い歯

さて、どうやって料理しよう…
言い忘れてたが、この魚はウナギ目ウミヘビ科の魚。つまり、アナゴやウナギと同じグループの魚だ。

と、なれば蒲焼だろう。「あの芸能人も使ってる商品だから間違いない」と同じ具合に、同じウナギ目の魚が蒲焼にして旨いのだからダイナンウミヘビも蒲焼にしたら旨いのだろう。

1374長い身体はとても美しいが長すぎておろしにくいので四等分にした。上手な人は二等分またはそのままでも良いのだろうが、この時長物を捌くのは初めてなので勘弁していただきたい。

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身体がかなり細く思ったより捌きづらい。
今思えばこの時ヌメリも落とさずにやったので捌きづらいのも当たり前だ。

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ウナギ目の魚といえば「骨切り」だがこれがまた上手くいかない。

間隔も広く、骨が切れているのかすら分からなかったが、これ以上触るのもよろしくないと思ったのでこのまま焼くことにした。

1382完成したのがコチラ。ウナギ目の魚なだけあって美味しそうである。今画像を見た人もそう思ったのではないだろうか。
しかし一番大事なのは味である。いくら見た目が良くても味が悪ければ意味がない。

見た目はウナギの蒲焼となんら変わらないので躊躇なく口に運んだ。

味は不味くはないがウナギやアナゴには到底及ばなそうな味だ。そして若干臭みがあるように思える。
なので「今日の晩御飯ウミヘビ!?やったー!」とは喜べないだろう。


しかし今回はヌメリも落とさず調理したり、骨切りもほとんどできていなかったので本当のダイナンウミヘビの味だったとは言えない。次釣ったら今回の反省も踏まえて別の料理にしようと思う。

 

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